[リストへもどる]
一括表示
タイトル間違った活性化策を売る人々
記事No3656
投稿日: 2015/05/26(Tue) 09:31:47
投稿者takeo
 誰もが名前だけは知っている有名な経済学者・ケインズ先生は、
“理論を軽視するものは、知らない間にどこかで聞いた三流学者の
【学説】の虜になっている”
と警告しました。

 人は、自分が脳内に蓄積している知識(理論)をもとにものごとを
考えます。その意味で人は知識・理論から自由にものごとを考えたり、
行動したりすることは出来ません。

 理論を無視することは、無意識のうちに脳内を占拠しているどこか
で小耳に挟んだ話に“問題解決”を委ねることになりかねません。
要注意です。

ケインズ先生は、「三流学者の言説」に注意せよ、といいましたが、
同じことが商店街活性化でも言えるわけで、商業理論を軽視すると、
いつの間にか、「三流学者(コンサルタント)の言説」の虜になってお
り、知らず知らずのうちにその【理論】を採用してしまうということ
になりかねません。

 このツリーでは、「間違った活性化化策」を主張することで業界を
売り歩いている人々のうち、目についた人の言説を検討してみます。

 彼らの言説の特徴は、商店街の現状(活性化の取組を含む)を厳しく
批判し、その後で自分の“理論”“療法”を売ること。
現状批判が“合っている”ため“眼からウロコが落ちた”と感じる人
が続出、中には「政策」として採用される言説もあります。

従来から批判していますがあらためて。

タイトルその前に
記事No3657
投稿日: 2015/05/26(Tue) 09:52:25
投稿者takeo
 本来なら適切な『活性化策』を提案し、実践を指導すべき立場の人
たち、商業、経済、経営、都市計画等の専門家の皆さん。
なかでも学識経験者として商店街界隈で活躍されている先生方が間違
った活性化策が横行する現状に対して発言が無いというのはどうした
ことか?

 ということがありますね。
まさか率先して『間違った活性化策』を売る側におられることは無い
と思いますが、横行する売り手をたしなめる・こっぴどく批判される
ことがあってもいいのではないか、あってしかるべきだと思うのです
が、管見の限り、見受けられませんね。

 intellectual honesty とか耳にタコが出来るほど叩き込まれたも
のですが。

タイトル藻谷浩介説
記事No3658
投稿日: 2015/05/26(Tue) 10:00:08
投稿者takeo
 通行量が増えるとまちは活性化する。

“街を活性化したければ、住む人、来る人を増やせば良い”

という説ですね。

これを聞いて“眼からウロコが落ちる”人が続出、講演終了後の会場
にはキラキラ光るウロコがそこら中に落ちているのでしょうかw

今さら藻谷批判?という声も予想されますが、「藻谷―通行量理論」
はバリェーション豊富、現在も形を変えて推進されています。
あらためて現在の我々の理論的な水準で批判したいと思います。

タイトル“カリスマリーダー”さんの言説
記事No3659
投稿日: 2015/05/26(Tue) 15:10:02
投稿者takeo
 商店街活性化のカリスマリーダーと言われる人の言説です。

http://goo.gl/xFCjmm

タイトル藻谷説批判
記事No3660
投稿日: 2015/05/26(Tue) 15:54:58
投稿者takeo
 これまで何度もやってます。

藻谷さん、佐賀市の『中心市街地活性化基本計画』の監修という大役
を担っておられました。

http://goo.gl/9sbqIW

あらためて読んでみると、あまり訂正することはありません。

まあ、当たり前のことばかりで、批判が鋭いというより批判される
側がひどすぎる、という話です。

藻谷さん、最近は商店街―中心市街地はお見限り、『里山資本主義』
のリーダーを務めておられるようで、「流行りのものを売る」という
ことでは凄腕なのかも知れません。

本来ならいっぺんこっきりで『退場!』となるべき中身だと思うので
すが。

タイトルRe: 藻谷説批判
記事No3662
投稿日: 2015/05/29(Fri) 21:23:44
投稿者takeo
住む人、来る人を増やせば商店街は活性化する。
数年前までは誰もが信じて、通行量や居住人口増に取り組みました。

 まるっきりデタラメというわけでもありません。
商店街が繁盛していれば、住む人来る人、商店街を行き交う人が増え
れば、自ずとショッピングを楽しむ人も増えることでしょう。

ただし、これはあくまで繁盛している商店街限り、今現在もたくさん
のお客さんに支持されている店が軒を連ねている商店街に限ります。

つまり、活性化にわざわざ取り組むまでもなく繁盛している商店街な
ら、住む人来る人が増えればお客さんも間違い無く増えます。

では活性化が必要な商店街、お客さんの支持が薄まり、買い物客が減
り、通行量が減っている商店街ではどうでしょうか?

タイトルポスト資本主義
記事No3661
投稿日: 2015/05/27(Wed) 14:39:07
投稿者takeo
と呼ぶかどうかは別として。

我々が向かうのが「ポスト工業社会」であることは間違いありません。
その社会が大多数の人間にとって良い世界かどうかは、まだ分かりま
せん。これからみんながどんな行動を取るか、その集大成として決ま
っていきます。

さて、こういう時期に“何をなすべきか”提案することを生業とする
人は冒頭に今をどう見るか? をハッキリ提示しておかなければならな
い。

 我々は、端的に
“もの余り。店あまり”と表現していますが、これは“工業社会の行
き詰まり”言わば、“最果ての工業社会”ですね。

ここからどこにどう向かっていくのか?

「活性化策」の売り手の言説では,まず、ここをハッキリ見定める
ことが大切です。

タイトル地方創生も
記事No3679
投稿日: 2015/09/19(Sat) 14:32:08
投稿者takeo
 「地方創生」的取組が必要な時代背景というか、問題状況について
は、ほとんど考えないまま、少子高齢化対応、歩いて暮らせる街など
のテーマが追求されています。

時代背景を考えること無く、漫然とこういうことに取り組んでも時代
的な問題への対応というレベルで成果を挙げることは出来ません。

商店街、中心市街地活性化が都市の政治的課題になっているのはなぜ
か? 理解していないと活性化事業への取組は出来てもその結果として
街が活性化した、問題状況から脱却する可能性が見えてきた、という
ことにはなりません。

タイトル久繁哲之介
記事No3680
投稿日: 2015/09/19(Sat) 14:49:48
投稿者takeo
 間違った活性化策を売る人に共通する特徴として、“「活性化」を
定義しない”という欠陥があります。

 商店街が活性化するとは、「街の何がどうなることか」という説明
を全く行わないまま、“こうすれば活性化出来る”というわけですね。

 『商店街再生の罠』を書いた久繁氏もその典型。
さらにこの人の場合、自分の主張の根拠を“○○がそういうのを聞い
たことがある”ということに求める癖がある。
それも、「○○で出会った主婦」だったり、“女子高生”だったりす
るから全くトンデモです。

商店街が空洞化したのは観光に走ったから、というご託宣があります
が、その根拠は、“豊後高田昭和の町のスーパーで女性から聞いた”
ということ以外何もありません。
この女性から聞いた話を唯一の根拠?に何の補足も行わず、“商店街の
衰退は「大型店にお客を奪われた」のではなく、「商店街が見捨てた
地元市民のニーズを大型店が満たした”結果である事例が全国で非常
に増えています”(『商店街再生の罠』p29〜30)

こういう話を聞いたら誰でもすぐに
[
はて、その商店街はなぜ“観光地になっちゃった”んですか?」と聞
きたくなりますね。
地元市民がお客で来てくれていれば、空洞化することも無く、まして、
「観光地」を目指す必要などこれっぽっちも無いはずです。
商店街空洞化は、商店街が観光にシフトしたから、というのは言って
いる本人がその根拠を示すことが出来ないデタラメです。

タイトル商店街活性化・久繁案
記事No3681
投稿日: 2015/09/19(Sat) 17:06:31
投稿者takeo
 この人の商店街再生に対する提案は、サブタイトルにもなっている
“売りたいモノがから、顧客がしたいコトへ”
ということだそうで、
@商店街のとおりの一部にガーデニング空間を整備、市民有志グループ
に任かせ、休憩、観賞用にベンチを設置したら、集客効果が高まった、
と。
ガーデニングに来る、観賞に来る、友人を誘ってくる、だそうです。
来たついでにカフェによれば、消費も発生する、と。
それで商店街が活性化する?

 商店街活性化って商店街がどうなることか?
商店街でコミュニティ活動が行われる、参加者が街で飲食を楽しむ、
これで商店街の持続可能性=再投資可能性の再構築への筋道が作られ
るなら言うことはありませんが、小売店/売場の活性化、繁盛店づく
りについてはなんの提言も行いません。
消費者が「したいこと」のための条件を整えれば、商業集積としての
商店街はだまっていても活性化する?

タイトル新雅史
記事No3682
投稿日: 2015/09/19(Sat) 17:23:43
投稿者takeo
『商店街はなぜ滅びるのか』という本を書きました。

商店街が衰退したのは、コンビニエンストアのせいだ、という珍説を述べ、
活性化の方法としては生協的な店舗を作れ、というもの。

この人は、社会学者だそうですが、まったく“論証”ということをしない
人です。(そういえば、藻谷、久繁両氏も)

 コンビニエンストアが出店したために空洞化された商店街が全国にただの
一個所でもあったら紹介してみろ、といいたいですね。

 この人、提案以外にもデタラメが多く、商店街は昔からあったわけでは無い、
近年になって発明されたのだ、という珍説も論証抜きで述べています。
幕藩時代、全国300を数えた城下町には、それぞれ業種ごとにゾーニング
された商店街が存在したのですが、この人の日本史にはそういう商店街は
存在しなかったらしい。

そして、この人も「商店街活性化」をは街がどうなることか、定義はして
いません。「商店街」を定義せずに、商店街は近代になって発明された、
それまで商店街は存在しなかった、というのですが、発明された・それまで
存在しなかった商店街とは、魚町や呉服町と言った江戸時代から続く
商店街とはどう違うのか?

 全国の空洞化に悩む商店街は、生協方式に転換すれば活性化出来るのか?

 論理的な話ではありませんから、きちんとした批判も出来ないレベルの
お話し、一体これが学者を名乗る人間が世間に向かって行う“提案”なのか
と大いに疑問を感じさせられるレベルです。

世間にはこういう本を斜め読み、目からウロコが落ちた、アマゾンのレビューコーナーに書き込む人がいます。
講師として催しに招く人もいます。

全く、世の中、一体どうなったの?と言いたくなる状況です。

タイトル 間違った活性化策を買う人々
記事No3686
投稿日: 2015/10/30(Fri) 20:26:10
投稿者takeo
 いるんですよね。こういう人たちが。
アマゾンのレビューを見ると眼からウロコが落ちる人の多いこと。

 大分時間が経ったので今頃は他の本読んで落としているかも。

それにしてもトンデモ本を読んだら「眼のウロコ」ってどういう経緯で
被さってるんでしょうね(^_^)